あなたはどう思う?:中小企業経営者の実態を表すようなヤヴァイ記事

あぁー、やっちゃったな。と思うような記事が各所で意見が飛び交っている。


まず、元ネタの記事がこれ。
スイスの女性、病欠中のフェースブック利用で解雇


私は解雇されたスイスの女性について、個人的な意見は書かない。
というか、情報が想像の域を出ないので書けない。


この記事について、とある企業のCOOがブログで記事を書いていました。(過去形)
権利ばかり主張して義務を果たさない無能人。|未来予想株式会社COO 庄子素史の日記

VENTURE VIEWにも掲載されている。
権利ばかり主張して義務を果たさない無能人。

なお、ここで取り上げている記事は削除されているため魚拓より記事の内容が閲覧できた。
魚拓から閲覧できる削除された記事


この記事を見て、「あぁー。」と、若干口に力がはいらなくなってしまった。


今回の記事のような、情報を受け取った側が、
良いようにも、悪いようにもとれる私的意見を発信してしまうのは、
リスクヘッジのできていない経営者である。


私は雇われる側にたったことも、雇う側にたったこともある。
雇う側といっても代表取締役ではない。取締役としてだ。


その時の経営者の一人は大阪出身の方だったので、「アホ」とか軽い気持ちでの発言なのだろうが、
飲み会の席でなどに勢いで「死ね」などの発言をしたことがある。


その時に、「そのような発言は二度としないで欲しい」と厳重に意見を申し上げたことがある。


大抵の人のイメージは、会社=代表取締役だったり、会社=経営者だったりするわけである。
そんな人が、従業員に向かって、「アホ」や「死ね」という言葉を発言するのである。
会社が思っていることとイコールと言っても過言ではない。
自分が従業員の立場だったら、同僚が「アホ」とか「死ね」とか言われるのである。
飲んでいる席で、どんなにふざけていても、これはまずい発言であろう。


というよりも、私は人として「死ね」という発言自体が許されないと考えている。


というか、私の部下が勢いでいわれていた。
いわれている本人と、いっている本人は、なにも感じていないようだった。
だが、周りの同僚がどうとらえるかは、まったく別の話だ。


気軽にふざけあえるんだな。と思う人もいれば、
実は死ねとか思ってたのか。と思う人もいるわけである。


言葉の意味をどうとらえるかは、受け取る側の自由なのである。

中小企業の経営者がスイスの女性のニュースを見て、どう感じるかは自由である。


だが、会社のCOOとして書いているブログに、偏見ともとらえられることを書くのは、
あまりにもリスクヘッジができていないと判断せざる終えない。
私が株主だったら、この人は経営者失格だと判断する。


結果、私はこの人ヤヴァイ=この会社ヤヴァイと感じてしまったのだ。


だが、雇う立場にもたったことがある私としては、経営者としての立場として、
そういった気持ちが少しはあるということは否定はしない。


多くの中小企業の経営者は、少なからずこういった気持ちはあるはずだ。
日本の中小企業経営者の実態思考が現れている。
筆者はそれを共感してもらったのかもしれないが、
株主うんぬんとか、書いてるけど、株主から見たらそんな意見をブログに書いているあなたが問題よ。


欠勤した一日中、Facebookに何件も記録されていたら、
他の人にはわからないように、その欠勤した従業員に、「そりゃ、まずいんじゃないか?会社に来たくない理由がなんかあったのか?」と、聞くかもしれない。
夕方とか夜に何か書いてるぐらいだったら、病気の具合はよくなったのだろうな。と感じるぐらいだろう。


「欠勤した日にFacebookやってるよ。」なんて、わざわざ他の人がわかるようにいわない。
ましてや、こういうヤツは…。なんて、その人を避難するようなことをいう権利はない。


その人がどういう状況だったのかすら理解していないのに一方的に避難できない。
ましてや、権限や責任の伴う立場にいる人間が避難するということは、大きな影響力がある。


権力や地位や立場は、正しい方向に使わなければ…。


この未来予想株式会社COOの庄子さんの記事に対して、
アルファブロガーの小飼 弾さんも記事を書いております。いわゆる弾言ってやつですな。
勤労を主張して業務というものを知らない無能雇用主



小飼さんも例えば…。といろいろとあげているが、その通りである。
スイスの女性がどうのこうのというのには、情報が少なすぎるし、
良いとか悪いとかの判断なんてできない。事実としては、解雇されたのである。
彼女が非難されるようなことをしていたのかは私にはわからない。


だが、とある中小企業の経営者が、失言していることも事実だ。


みなさんはどう思いますか?